「裁判しないで解決」する建設業・不動産業を多く扱う
渋谷の弁護士吉田悌一郎

【裁判官も人手不足??】裁判に時間がかかる理由

裁判

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私が常々、

小規模企業は「裁判沙汰」に

巻き込まれてはいけないと

言っている理由の1つ。

 

 

それは、

「裁判」には時間がかかる、

ということがあります。

 

 

 

 

(今日の「棒人間」 裁判には時間がかかる??)

 

<毎日更新863日目>

裁判官の人手不足??

 裁判官が足りなくて、人手不足!

東洋経済オンラインで、

そんな記事を見かけました。

 

 

「裁判官」というのは、

弁護士と同じように、

司法試験という試験に

合格した人がなります。

 

 

司法試験に合格すると、

裁判官、

検察官、

弁護士の3つの職業

のうちの1つを選択します。

 

 

ところが、

最近では、

新規に裁判官になることを

希望する人が減っている

とのことです。

 

 

これは、

大手の弁護士の事務所が

司法試験の合格者を大量に

採用していて、

いわば大手の事務所

との間で優秀な人材獲得の

激しい競争が起きている

ようです。

 

 

裁判官というのは、

「公務員」ですから、

国から給料をもらって

仕事をします。

 

 

公務員というのは、

俸給というのが決まっていて、

基本的に勤続年数に応じて

給料が上がっていくという、

いわゆる「年功序列型」

の給料です。

 

 

ですから、

裁判官になって最初の10年くらいは、

必ずしもそれほど給料が

高いとは言えません

(ただし、その後はかなり

給料が上がりますけどね)。

 

 

この辺は、

国家公務員一種試験に合格した、

いわゆるキャリア官僚と

事情は同じでしょう。

 

 

ところが、

弁護士になって大手の

法律事務所に勤めると、

最初からかなり多くの

給料をもらえるようです

(その代わり、

無茶苦茶働かされると

聞いたことがありますが)

 

 

そうなると、

若くて優秀な司法試験の合格者は、

裁判官ではなく、

弁護士になって大手の事務所に

就職する道を選ぶ人も

増えてくる、

というわけです。

 

 

 

 

 

1人200件、エアコン止まる???

裁判官の人手不足の理由は、

そうした新規に採用できる

人数が減っている

だけではありません。

 

 

7〜8年ほど裁判官を

経験した人が、

弁護士に転職してしまう

ケースも多くなって

いるようです。

 

 

これには、

裁判官の「職場環境」も

影響しているようです。

 

 

昔から、

裁判官1人が抱える

「事件」の数が多いと

言われていましたが、

今では大都市圏の裁判官は、

1人で200件ほど同時に

事件を抱えているそうです。

 

 

そうなると、

かなり仕事は忙しく

なるでしょう。

 

 

当然、

残業して遅くまで裁判所に

残って仕事をしなければ

ならない場面も出てきます。

 

 

ところが、

「裁判所」というところは、

いわゆる「お役所」です。

 

 

そのため、

毎日夕方の5時半になると、

なんとエアコンが

止まってしまうそうです。

 

 

そのため、

もし遅くまで残って残業

しようと思うと、

エアコンが効かない室内で

仕事をしなければ

ならなくなります。

 

 

こうした、

裁判官を取り巻く職場環境の悪さも、

裁判官の転職を促している

1つの原因になっているようです。

 

 

同様に忙しいですが、

弁護士になって大手の

法律事務所に勤めれば、

給料は良いし、

綺麗な都心のオフィスビルで

快適な環境で仕事ができます。

 

 

専用の秘書とかも

いるでしょう。

 

 

そんなこんなで、

裁判官の人手不足に

拍車がかかっており、

残っている裁判官の業務の

負担がさらに増えていく、

という悪循環が起きている

ようなのです。

 

 

 

 

 

 

 

裁判に時間がかかる理由

人間誰でもそうですが、どんなに優秀な人でも、業務量が加重になれば、仕事の質はどうしても落ちてきます。

 

 

1つ1つの仕事をスピーディーに処理することも難しくなり、結果的に裁判にかかる時間がさらに増える、ということにもなってしまいます。

 

 

私のミッションは、

 

ということ。

 

 

「裁判」に時間がかかるということは、

当事者の方はそれだけ長く

苦しい時間を過ごさざるを

得なくなります。

 

 

1年とか2年とか、

常に自分の「裁判」のことが

頭から離れない生活に

なってしまいます。

 

 

そうなると、

経営者の貴重なエネルギーの

かなりの部分が、

「裁判」に吸い取られて

しまいます。

 

 

私が、

小規模企業が「裁判沙汰」に

巻き込まれてはいけないと、

常々言っているのは、

やはり「裁判」には時間がかかり、

企業の経営者のエネルギーが

奪われる、

ということがあるからです。

 

 

もちろん、

裁判官をもっと増員して、

裁判所の機能をより良くする

ことは大切なことです。

 

 

ただ、

そもそも「裁判沙汰」に

陥らないように、

常日頃から気をつけたい

ものです。

 

 

「裁判沙汰」に陥らないためには、

やはりトラブルの予防と、

万が一トラブルになっても、

それが小さいうちに

できるだけ早く「解決」

してしまうことが重要です。

 

 

「裁判沙汰」になってから

弁護士に頼むよりも、

「裁判沙汰」を予防したり、

トラブルが小さいうちに

解決するために、

もっと弁護士を活用して

いただきたいと

思う今日この頃です。

 

 

それでは、

また。

 

 

 

 

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今回は、不払いのリスクを避けるためには、着手金・前受金をもらっておきましょう、というテーマでお話しています。

 

 

 

 

 

 

活動ダイジェスト

一昨日、昨日と広島に出張でした。
毎月通っている板坂裕治郎さんの「異端児エリート養成大学校2年生」
無事2年生は修了することができました。
日を改めて、このこともブログで書きたいと思います。

 

 

 

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名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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