最近では
店員の名札に実名を載せることは
大きなリスクになっています。
「カスハラ」被害が社会問題となる中
店員の名札の在り方を見直した
「富士そば」のケースを取り上げます。

(今日の「棒人間」 平和にお蕎麦が食べたい??)
<毎日更新1710日目>
立ち食いそばのチェーン
である「富士そば」
実は
私も結構愛用していて
軽くささっと食べたいな〜
というというときに便利。
私のイチオシはなんといっても
この「わかめそば」

醤油ベースの麺つゆのいい香りに
ワカメがたっぷり乗っているのが
ワカメ好きとしては大変嬉しい。
それはさておき、先日
富士そばの下記のような
広告を見つけました。

そもそも
なぜ「名札」をつけて
そこに実名を記載していたのかと言えば
「責任を持って仕事をしている」という
責任感の象徴のような意味がありました。
ところが
昨今では
この実名を記載した「名札」が
カスハラ被害の対象になることがあります。
たとえば
「●●という店員が最悪だ!」
「●●という奴はクビにしろ!」などと言って
その店員を名指しして執拗なクレームを繰り返す。
実名をインターネットで検索して
その人のSNSを特定し
誹謗中傷を行ったりするケースなど。
そこで
今では
実名を記載した「名札」は
責任感の象徴というより
カスハラ被害の「リスク」
であるというように
意味合いが変わってきています。
富士そばをはじめ
最近「名札」で実名を記載
しないようにする対策は
まさに会社が自社の社員を
カスハラ被害から守るという強い
意思の表れと言えるでしょう。
そもそも
会社は法的に
社員の職場環境の安全に配慮すべき
という安全配慮義務を負っています。
ですから
たとえば
会社がカスハラ対策を
現場の社員に任せきりにして
何も対策を講じなかった場合は
社員に対する安全配慮義務違反という
法的な責任が発生するリスクがあります。
さらに
それだけではなく
今年の10月から
すべての企業に対し
社員を守るための「カスハラ対策」が
義務化されることになっています。
具体的には
厚生労働省が
企業にカスタマーハラスメント対策を
義務づけた改正「労働施策総合推進法」を
今年10月に施行する方針を示しています。
ここでは、
企業に対してカスハラ被害の
発生を抑止する方策や
発生した場合の被害回復策
といった対応を義務づける
こととされています。
具体的には
などが求められています。
そして
もし会社の対応が不十分な場合は
国が是正や指導・勧告を
行うとされています。
会社がそうした指導・勧告に
従わない場合は
企業名などが公表されるようです。
冒頭の富士そばの対応は
まさにこうした世の中の動きに
対応したものです。
上記の義務化は
すべての企業が対象
となっていますので
当然
中小企業にとっても
「他人事」ではいられません。
改正法の施行を待たず
積極的に「カスハラ対策」を
検討した方が良いでしょう。
あ〜
こんなブログを書いてたら
また富士そばに行きたくなってきた(笑)
それでは
また。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
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中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。