良かれと思ってみんなの前で
部下をほめたら
まさかの「パワハラ」?
そんなバカな
と思うかもしれません。
しかし
実は「ほめる」という行為にも
法的リスクが潜んでいます。

(今日の「棒人間」 それって「ほめハラ」??)
<毎日更新1749日目>
「ほめハラ」という言葉を
ご存知でしょうか?
社内で上司が部下を
ほめたりすることが
パワーハラスメントに
あたり得るということです。
ほめることが「パワハラ」と言われても
ピンと来ないかも知れませんね。
ここで
法的なパワハラの定義として
職場におけるパワハラは
をいうとされています。
普通パワハラといえば
たとえば上司が部下を大勢の前で
叱責したりすることを
イメージするでしょう。
この場合はまさに
①優越的な関係(上司と部下)
②業務上必要かつ相当な範囲を超える
(大勢の前で叱責)という状況で
パワハラの要件を満たしている
ことは明らかでしょう。
それでは
逆に
上司が部下を
同じく大勢の前で
ほめたとします。
実はこれも
上記②「業務上必要かつ
相当な範囲を超えて」と
③「労働者の就業環境が害される」
が問題となってき得るのです。
といっても
やはりほめられることが
「パワハラ」になり得るというのは
多くの人は違和感を抱くかも知れません。
特に
私のようなオジサン世代は
上司からみんなの前でほめられれば
そりゃ嬉しいに決まっている
と思いがちです。
ところが
最近の若い人を中心に
こうした感覚はかなり変化
しているようです。
ほめられ方1つとっても
みんなの前でどんどんほめて
ほしいというタイプもいれば
逆に
みんなの前でほめられるのが苦手
というタイプの人もいます。
かえって
みんなの前でほめられる
ことによって
「あの人は特別だよね」
「いつもあいつばかりほめられて羨ましい」
「自分たちとは違う」
「意識高いよね」
などと
周囲から思われることが
とても大きなストレスになる
という人もいるようです。
我を出して浮いたり
目立ったりするのはイヤで
なるべく周囲と強調していたい
そんな心理もあるようです。
そんなわけで
誰でもみんなの前で
ほめられるのが嬉しい
と思っているわけではない
という点は注意が必要ですね。
ですから
場合によっては人前で
部下をほめることが
②「業務上必要かつ相当な
範囲を超えたものにより」
③「労働者の就業環境を害する」
つまりパワハラになり得る
というわけなのです。
社員や部下の指導方法として
叱るときはこっそりと
ほめるときは人前で
(あるいは人伝に)
というのがありました。
しかし
そうした指導法は変化を余儀なく
されているかも知れません。
本人が嫌がっているにもかかわらず
そうした社員の気持ちを無視して
人前で安易にほめたりすると
「パワハラ」となってしまう
可能性があります。
上司としては良かれと
思って行った行動が
「パワハラ」になってトラブル
になるのも辛い話です。
トラブルを予防するためにも
今までの常識に固執せず
時代の価値観の変化に敏感に
なることも大切です。
これからの時代は
「叱るのもこっそり」
「ほめるのもこっそり」
ということになるのかも
知れませんね。
それでは
また。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
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私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。