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渋谷の弁護士吉田悌一郎

【アベノマスク】契約書なし?口約束で3億枚調達???

契約書

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マスク3億枚を400億円で購入。

 

 

この取引

契約書なしで口約束でも

法的な効力は生じます。

 

 

しかし

それはいくらなんでも・・・ですね。

 

(今日の「棒人間」 マスク3億枚買いたい??)

 

<毎日更新1261日目>

「アベノマスク」口約束で3億枚調達???

マスクく〜ださい。

はいよ!何枚??

3億枚く〜ださい!

ヒョエ〜〜〜〜

2020年のコロナ禍で各個配布された

あの懐かしの「アベノマスク」

 

 

政府が約約400億円をかけて

約3万枚を調達して配布しました。

 

 

ところが

意外に需要が乏しく

約8300万枚が残り

 

 

税金の無駄遣いじゃないか

と非難されました。

 

 

この「アベノマスク」をめぐり

業者との契約過程を示す文書を開示

するように求める訴訟が起こされました。

 

 

この訴訟の中で

複数の省庁による

「合同マスクチーム」のうち

 

 

実際にマスク業者と

やり取りをした職員ら3人が

裁判の証人として尋問がなされました。

 

 

その職員からの証言が驚くべきもので

 やり取りは口頭が基本で、文書は残していない

というものでした。

 

アベノマスク契約めぐる訴訟 裁判長も「全て口頭で?」と突っ込み

 

 

ええ??

 

 

約400億円出して

マスク約3億円を調達するのに

 

 

契約書など文書をまったく

作っていない???

 

 

そんなことって

あり得るのでしょうか?

 

 

 

 

 

「口約束」でも契約は成立するけれど・・・

このブログでもよくお伝えしていますけど

法律上は一定の例外を除き

 

 

必ずしも契約書などの書面を作ることを

要求されているわけではありません。

 

 

ですから、口頭

すなわち「口約束」でも

契約は成立します。

 

 

口頭の契約

というと難しく聞こえそうですが

これは私たちが毎日日常的に行なっています。

 

 

コンビニでジュースを買う行為も

法的には立派な売買契約を結んでいるわけですが

いちいち契約書なんて作りませんね。

これください。

はいどうぞ!

で口頭で成立してしまいます。

 

 

ところが

ジュースなどとは違い

 

 

高額の取引となると

話が違ってきます。

 

 

よくありがちなのが

総額500万円の工事契約を

口約束で結んだ場合。

 

 

工事の途中で追加工事やら

修正依頼やら受けて

 

 

200万円ほど余計に出費が

かさんでしまいました。

 

 

やり終えてみると

これは総額500万円では

到底割に合わない。

 

 

しかし

契約書がないので

 

 

そもそもこういう場合に

代金をどうするか

はっきりしていません。

 

 

発注した方は

500万円で良いと思っているし

受注した側はそれでは到底納得できない。

 

 

こうした紛争は

まさに契約書がないために

生じているわけです。

 

 

 

 

 

 

「契約書」は「裁判沙汰」予防の最前線

 

逆に言えば

面倒ですが

 

 

やはり契約書をきちんと作っておけば

将来の紛争予防

「裁判沙汰」予防になります。

 

 

上記の工事契約で言えば

工事内容、工事代金、工期

代金の支払い時期や方法

 

 

追加工事の内容や金額等

こういったことが契約書で

明確になっていれば

 

 

そもそも余計なトラブルは

起きにくくなります。

 

 

特に

金額が大きい取引の場合

取引先との間でトラブルになり

 

 

入るべき代金が入金されないというのは

大きな痛手になります。

 

 

その上

万が一「裁判沙汰」になれば

 

 

さらなるお金と時間を失う

ことになってしまいます。

 

 

そうは言っても

契約書を一からどう作ったら

良いのかわからない。

 

 

あるいは

作ってはみたものの

 

 

法的に問題がないかどうか

今ひとつはっきりしない

ということもあるでしょう。

 

 

そんなときは

 

 

専門家である弁護士に契約書の作成や

リーガルチェックを依頼

するのも1つの方法でしょう。

 

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それにしても

「アベノマスク」

 

 

400億円超の買い物を口約束で

契約書を作らないとは驚きですね。

 

 

ずさんと言うか

感覚がマヒしているというか

もっとしっかりしてほしいですね。

 

 

それでは

また。

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昨日は、終日在宅勤務。ご依頼を受けた契約書のリーガルチェックなどを中心に。

 

 

 

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名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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