
トラブルに巻き込まれると
その不安やストレスは大変なものです。
そのことで頭がいっぱいになり
仕事のモチベーションもダダ下がり。
そんなある社長の
体験談をお送りします。
(今日の「棒人間」 お客様の声を解説??)
<毎日更新1406日目>
今日は
実際に私のお客様であるA社長の
インタビュー記事をお届けします。
A社長は
都内で工務店の会社を経営しています。
もともと
住宅の建築請負契約を結んだ
個人のお客さんともめてしまい
悩んでいました。
こんにちは、A社長。今日はインタビューをお願いします。
こんにちは、どうぞよろしくお願いします。
A社長が私のところにご相談にお見えになる前は、どんなことに悩んでいたのか、簡単に教えてもらえますか?
はい。お客さんと契約を結んだ後、工事に着工したのですが、折からの建築資材の高騰や輸送の遅れ、悪天候などで、工期が1ヶ月程度遅れる見込みとなってしまいました。
最初に契約書は作っていたのですね。
はい、作っています。契約書にも工期は記載していたのですが、それがさっき言った事情で遅れることになってしまったのです。
なるほど、それでどうなりましたか?
私の方から、事情をお話しして期限に遅れそうだということをお話ししたのですが、お客さんの態度がひょう変しまして・・・。
どんな風に変わったのですか?
強い口調で「オタクのミスなんだから責任を取れ!」と迫られました。
なるほど、「責任を取れ」ということですが、具体的にどんなことを要求されたのですか?
まず、お客さんから、住宅の引き渡しが1ヶ月遅れるので、その間のホテル代を請求されました。まぁ、それは仕方がないかと思って承諾したんです。ところが・・・
ところが、どうしました?
だんだんお客さんの要求がエスカレートしてきまして、住宅の引き渡し後も、何かと理由をつけては細かい修理を要求したり、無料でキッチンの使用変更の工事などを要求してくるようになりました。
なるほど、それは大変ですよね。
そうなんです。しかも、このお客さん、昼夜を問わず電話やLINEで連絡をしてきて、連絡が取れないと、「オタクのミスのせいでこうなっているのに、誠意がない」と、さらにクレームをつけてくるのです。
なるほど、社長、そのときは正直なところどんな気分だったのか、教えていただけますか?
そうですね、まずもうこうなると、このお客さんとの連絡自体がものすごいストレスでした。
それはそうでしょうね。
このお客さんから長いLINEのメッセージが入るたびに、すごく嫌な気分になって暗くなります。夜も眠れない日が続きました。
そんな状態では、本業のお仕事に差し支えがあったのでは?
まったくその通りですよ。もう他の仕事が手につかなくなるし、こういうトラブルを抱えていると、仕事自体に対するモチベーションもすごく下がってしまうのです。
それで社長、最終的にはどんな状態になりましたか?
お恥ずかしい話ですが、もうこのお客さんとのやり取りで、すっかり精神的に参ってしまい、心療内科に通うまでになりました。
お話を聞くと、弁護士として聞く限り、かなりのトラブルをお客さんとの間で抱えていると思うのですが、すぐに弁護士に相談しようとは思いませんでしたか?
それが、すぐにはそういう気にはなれなかったのです。
そこのところをちょっと詳しくお伺いしたいのですが、すぐに弁護士に相談しなかったのはどうしてなのでしょうか?
はい。まず、弁護士というのは法律の専門家だと思うのですが、自分の抱えている問題が、そもそもそういう法律の問題なのかどうか、よくわからなかったのです。
なるほど。
それと、やはり契約書に定めた工期に間に合わなかったというのは事実ですので、その意味でこちらにも落ち度というか、負い目がありまして、誰かに相談するよりも、なんとかお客さんに誠心誠意向き合って、わかってもらおうと努力したのですが、それが裏目に出てしまいました。
なるほど、ついこちらに落ち度があると思い、お客さんの要求もあまり邪険にできなかった、というわけですかね?
はい、そういうことになりますね。
ほかに、すぐに弁護士に相談しようと思わなかった理由はありますか?
そうですね、そもそも私はこれまで弁護士に相談したこともありませんし、知り合いに弁護士もいません。正直、弁護士というとどうしても敷居が高い感じがして、相談しにくかったという面もあります。
なるほど、それは多くの方がよくおっしゃいます。
あと、弁護士というと、もっと大きな会社では必要でしょうけれども、私どものような小さな会社で弁護士さんのお世話になるようなことはないかな、と漠然と思っていました。
それで、最終的には私にご相談いただき、私にご依頼いただいたわけですが、何が決め手となって私にご依頼いただいたのでしょうか?
そうですね、まずネット上でブログとか、YouTubeとか発信していて、それを見たのが最初のきっかけです。
ご覧いただいて、ありがとうございます!
あまり情報発信をしている弁護士の人は多くないので、そういう情報はありがたかったです。
やはり発信は大切ですね。
それと、「裁判をしない」というスタンスもいいなと。
なるほど。
弁護士さんというと、「戦う」というイメージが強いのですが、私の場合は、あまりお客様と徹底的に戦うよりも、穏便にことを収めたいという思いが強かったので、吉田さんのスタンスが気に入りました。
ありがとうございます!
で、A社長の会社とは顧問契約を結ばせていただいて、私の方で例の大変なお客さんとの交渉を引き取ってやらせていただきました。実際に、顧問契約をしてみて、いかがでしたか?
はい、それはもう、あの面倒なお客とのやり取りをすべてお任せできたので、私としては本当に気持ちが楽になりました。
その辺ですが、顧問契約をする前と、した後では具体的にどのような違いがありますか?
そうですね、一人で悩んでいた頃は、もう朝起きると気分が重苦しくて、憂鬱で仕方がありませんでした。今思えば、誰にも相談できず、一人で抱え込んで本当に苦しかったです。
なるほど。
それが、顧問契約をした後は、本当に夜ぐっすりと眠れるようになりました。一人で抱え込まなくてよくて、専門家にお願いしたことで、すごく安心したというか、気持ちが安らぎました。
で、今では例のトラブルもなんとか無事に解決したわけですが、その後も顧問契約をされている何かメリットはありますか?
そうですね、一度ああいうトラブルを経験すると、やはり会社経営にはいろいろリスクがあるなぁと心配になります。
なるほど、どんなご心配でしょうか?
以前は、さっきも言いましたが、うちは特に弁護士に相談することはないと思っていました。しかし、トラブルを経験してみると、たとえばお客さんとの契約書の中身は大丈夫だろうかとか、社員との労働トラブルが起きないかとか、もしまた同じような変なトラブルに巻き込まれたらどうするかとか、いろいろと気になる点はあります。
なるほど。
この点、顧問契約をしているので、いつでも気になることがあれば相談したり、契約書を見てもらったりできますし、何かトラブルがあれば、今度はすぐに相談して対応することができますので、とても安心できます。
そのようにおっしゃっていただけて、とても嬉しく思います。
本日は、どうもありがとうございました。
*守秘義務の関係上
上記内容は実際のものと大きく改変して
おりますことをご了承ください。
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Profile
中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。