「裁判しないで解決」する建設業・不動産業を多く扱う
渋谷の弁護士吉田悌一郎

ここまできたカスハラ被害〜今こそ会社の対策が急務

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今や社会問題となっている

「カスハラ」被害。

 

 

「カスハラ」で人の生命が奪われる

そんな事態にまで至っています。

 

 

企業としては

今後ますますカスハラ対策に

本腰を入れることが求められます。

 

(今日の「棒人間」 カスハラは撃退しましょう)

 

<毎日更新1182日目>

カスハラで自殺、で労災認定

顧客による嫌がらせや理不尽な

迷惑行為を意味する

カスタマーハラスメント(カスハラ)

 

 

今や社会問題となっている

カスハラ被害ですが

 

 

とうとうここまで来たか

というニュースがありました。

 

 

住宅メーカーで営業職だった

20代前半の男性が

 

 

2020年に自殺したのは

カスハラが原因だったとして

 

 

労働基準監督署が「労災認定」を行った

という報道がありました。

 

カスハラで自殺、労災に認定 住宅メーカー「ポラス」営業職の20代男性

 

 

報道によれば

この男性は

 

 

注文住宅販売の営業を担当し

千葉県内の住宅展示場で

勤務していたそうです。

 

 

住宅を新築中の男性顧客に

追加費用が必要になったと

説明したことがきっかけで

 

 

叱責(しっせき)を受ける

ようになりました。

 

 

休日に電話に出なかったことを怒られたり

下請け業者が汚した隣地の外壁を

清掃させられたりしたとのことです。

 

 

取引先業者の路上駐車を

強い口調で苦情を言われ

 

 

携帯電話に

「そんなんじゃ銭なんか払えねぇぞ」

 

 

などと顧客から責められる様子が

音声記録で残っていたそうです。

 

 

その後

この男性は

 

 

社員寮の自室から

飛び降り自殺をしました。

 

 

そして

この男性の両親が労災申請を行い

 

 

今回労基署によって労災認定

されたとのことです。

 

 

カスハラ被害も

ついにここまで来たか

という感じですね。

 

 

カスハラ問題を決して軽く見るべきではなく

場合によっては人の命を奪うこともある

ということなのです。

 

 

 

 

カスハラ被害の2つの側面

 

企業がカスハラの被害を受けると

会社は少なくない損害を

受けることがあります。

 

 

カスハラの対応に多くの

時間や労力を費やすことで

本来の業務に支障が出る場合があります。

 

 

そして

現場の社員がカスハラ対応に

追われることで

 

 

逆にサービスの低下を

招く可能性もあります。

 

 

さらに

実際にカスハラに対応する

社員が精神疾患に罹患したり

 

 

退職に追い込まれるなど

会社にとって大事な社員を

失うおそれがあります。

 

 

また

こうしたことで社員の職場環境が悪化し

 

 

社員のモチベーションが低下

離職率が高くなるなどの被害もあります。

 

 

ただ

カスハラ問題は

 

 

企業が受ける被害とは別に

もう1つの視点が重要です。

 

 

それは

もし会社がカスハラ問題に

真面目に取り組まなかった場合

 

 

社員に対する安全配慮義務違反として

会社が社員に法的な責任を負わなければ

ならなくなる可能性があります。

 

 

すなわち

会社は、

自社の社員に対し

 

 

その生命や身体等の安全を確保すべく

職場環境に配慮する義務があり

これを安全配慮義務と言います。

 

 

よくありがちな話が

カスハラ対応として

 

 

現場の社員の職務・責任であるとして

それを社員に一任して

しまうというケースがあります。

 

 

担当社員としては

社内で誰にも相談できず

 

 

自分一人でカスハラの

問題を抱え込んでしまう。

 

 

そして

最悪の場合は

 

 

精神疾患に罹患して休職や退職を

余儀なくされてしまいます。

 

 

このように

会社が積極的にカスハラ対策を行わず

いわば現場任せにしていると

 

 

会社の社員に対する安全配慮義務違反

の責任を問われかねないのです。

 

 

 

 

 

 

カスハラ対策セミナーをやります

このような中

東京都は

全国で初めて

 

 

カスハラ防止に向けた条例を

制定する方針であることを

明らかにしています。

 

 

さらに

厚労省が

 

 

カスハラをめぐって社員を保護する

対策を企業に義務づける法改正を

行うという動きもあるようです。

 

 

具体的には

「労働施策総合推進法」という法律を改正し

 

 

企業としてカスハラ対策マニュアルの策定や

社員から相談を受ける社内体制の

整備が定められるようです。

 

 

いずれにして

今後会社としては

 

 

やはりこのカスハラ対策を真剣に

考えておく必要があります。

 

 

そこで

今回私の方で

カスタマーハラスメント(カスハラ)完全攻略〜プロが教える対策セミナー

を開催します。

 

 

セミナーの日時は

2024年8月21日(水)14時〜16時

オンライン(zoom)の形式で行います。

 

 

このカスハラ問題は

 

 

1つは

今現に起きているカスハラ被害に

対してどう対処するかという問題。

 

 

これは

カスハラ加害者との具体的な交渉の

仕方や対処法、解決法などです。

 

 

そして

もう1つは

 

 

事前に会社としてカスハラ問題に

対処するためにどのような対策を

講じるべきか、という問題。

 

 

こちらの方は

会社の利用規約やカスハラ対策マニュアルの策定

相談窓口の設置

 

 

カスハラに対応する社員を

会社でどうバックアップしていくかの

シミュレーションなどがあります。

 

 

今回のセミナーでは

この2つについて

 

 

私の方から詳しく

お話ししたいと思います。

 

 

なお

参加者特典として

30分無料個別相談

 

 

利用規約

対策マニュアルテンプレートの

無料提供などもあります。

 

 

参加希望の方は

下記よりお申し込み

いただければと思います。

 

8/21 カスタマーハラスメント(カスハラ)完全攻略〜プロが教える対策セミナー

 

 

それでは

また。

 

サービスメニュー

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◾️8/21 カスタマーハラスメント(カスハラ)完全攻略〜プロが教える対策セミナー

 

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最新動画 

【セミナー告知】8/21 カスタマーハラスメント(カスハラ)完全攻略〜プロが教える対策セミナー

 

 

活動ダイジェスト

昨日は、神奈川県辻堂の海岸で地引網体験イベントに参加。息子の保育園時代のお友だち家族と参加しました。海岸でBBQなどして楽しかったのですが、暑さで少々熱中症気味に。。。今年の強烈な暑さ、恐るべしですね。

 

 

 

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名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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