買い物をしていて「高い」と思うこともあるし
自分がサービスを提供していて
「高い」と思われることがあります。
実は
この「高い」という感覚には
2つあります。
今日はその辺のところを
少し掘り下げてみます。
(今日の「棒人間」 高いと怒る人)
<毎日更新1299日目>
月並みですが
最近やはり物価高を感じますね。
スーパーへ行っても
コンビニに行っても
あれこれ買ってレジに行くと
「お、結構行ったな」と感じる
ことが多くなりました。
このモノやサービスの値段が
「高い」と感じる感覚
これには2つあると思います。
1つ目は
自分の経済力や金銭感覚から
くる「高い」という感覚。
これは
いわば自分の主観的な感覚
と言っても良いでしょう。
その人の経済力や金銭感覚によって
たとえばタクシー代で1万円払うのを
「高い」と感じる人もいれば
そうでもないと感じる
人もいるわけです。
もう1つは
そうした個人的な主観を離れ
客観的なモノやサービスの価値や相場
などから見て「高い」と感じる場合です。
しかし
難しいのはこの後者の方です。
実は
客観的なモノやサービスの価値や相場
といっても結構あいまいです。
特に
弁護士の仕事などは
目に見えないサービスを売る
仕事ですので
この「値付け」というのが
非常に難しいのです。
それでも
たとえばスポット案件の場合など
この案件はこういう展開が予想されて
このくらいの手間暇がかかり
そうだからということで
一生懸命弁護士費用の「値付け」を考え
見積もりを作ります。
弁護士に限らず
あらゆるビジネスで
やはり「値付け」というのは
難しいでしょう。
今はあまりなくなりましたが
案件のご依頼をいただいて
弁護士費用の見積もりを出したとき
「え、そんなに高いんですか?」と
言われることがあります。
その方が
弁護士の仕事の内容を
正しく理解しており
客観的に見てその値段は
「高い」というなら
まだ納得はできます。
しかし
往々にして
多くの人は上記の2つの「高い」
の感覚を混同しがちです。
つまり
自分の経済力や日常的な金銭感覚に
照らし合わせるのみで
安易に「高い」と言って
しまうことが多い。
そりゃあ
弁護士費用というものは
安くても数万円
その案件の内容によって
高ければ数十万円とか
数百万円になることもあります。
日常生活における買い物の
金銭感覚でいけば
「高い」に決まっています。
しかし
それは「値段」というものを正確に
理解していることにはならない。
厳しい言い方をすれば
自分の主観的な金銭感覚で
安易に「高い」というのは
値付けをしている人に対して
とても「失礼」な行為です。
気に入らなければ
買わなければいい
それだけのことです。
私自身も
時にこういう過ちを
犯しそうになります。
とても良いサービスだけど
値段が「高い」なあと思う
ことはあります。
しかし
それはやっぱり私の経済力や
金銭感覚といった狭い感覚で
判断しているに過ぎません。
私にとって
それは決して「高い」のではなく
その値段に見合ったサービスだけど
今はそれを買う力が自分にない
れが正確な答えでしょう。
くれぐれも
この2つの「高い」という感覚を
混同しなように注意したいものです。
自分が買う側にいるときも
売る側にいるときも。
それでは
また。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。