
LINEを使ったイジメが子どもの
世界で横行しているようです。
しかし
これは子どもの世界だけの話ではなく
大人の職場でもLINEを使った
パワハラが問題となっています。
職場におけるLINEを使ったパワハラ
その典型的な手口に迫ります。
<毎日更新1568日目>
LINEを使った子ども同士での
イジメが問題となっています。
たとえば
子ども同士でLINEグループを作って
特定の子どもだけそこから排除する。
そして
排除された子どもに対し
「みんなで話しているのに
自分だけ知らない」という
疎外感を与える。
また
LINEグループ内で
特定の子どもだけに返信しない
わざと「既読」をつけてスルーする。
特定の子の悪口をLINEグループで言い合う。
個人の秘密や失敗談をスクリーンショット
してグループで共有する
などなど。
なかなかに陰湿なイジメの手口が
いろいろとあるようです。
子どもを持つ親としてはやはり
関心を持たざるを得ず
心配になりますね。
しかし
「子どもは親の背中を見て育つ」
とはよく言ったものです。
これは
決して子どもの世界だけの話ではなく
大人の世界でも起きている現象です。
具体的には
職場において
会社のLINEを用いたハラスメントが
問題となっているようです。
LINEを用いたパワハラの典型例としては
まず業務外の時間に連絡を強要する
という問題があります。
たとえば
「夜間や休日にもLINEで業務連絡」
をしている例や
いわゆる「既読スルー」をすると
後日上司から叱責される
といった事例はよく聞かれます。
また
会社のLINEグループで
特定の社員を上司が叱責したり
失敗を全員に共有するなど。
これはいわば
公衆の面前での叱責に
近い行為と言えるでしょう。
さらに
特定の社員だけをLINEグループから外し
情報共有をさせないなどの行為が
問題となっているようです。
こうした問題が起こる背景には
LINEは日本人の8割以上が
日常的に使っており
会社のメールなどより
使いやすいということがあります。
そして
プライベートと仕事との
線引きが曖昧になりやすく
結果的に上司が部下を拘束したり
監視したり
強制することになりやすい
という問題があるようです。
子どものイジメのような現象が
いい大人の職場で公然と行われている。
いや
今の子どもの現状は
まさにこうした「大人の社会の反映」
と言うべきでしょうね。
それはさておき
ここで
法的な職場におけるパワハラの
定義を確認しておきましょう。
このブログでも何度か紹介していますが
職場におけるパワハラは
を言うとされています。
上記で紹介した
LINEを使ったパワハラの典型的手口は
いずれも「② 業務上必要かつ相当な範囲を超えた」
ものと言え
法的にパワハラと評価されるべきものです。
もし
会社がこうした職場における
パワハラを放置した場合には
被害に遭った社員に対する
安全配慮義務違反という法的責任を
追求される可能性があります。
また
「労働施策総合推進法」
(通称「パワハラ防止法」)において
会社側にパワハラを防止する
対策などが義務づけられています。
そこで
会社としても
やはり自社の職場におけるパワハラ問題
には感心を持たざるを得ません。
それでは
上記のようなLINEを
使ったハラスメントに対し
会社としてはどのような対策を
講じたら良いのでしょうか?
この辺は
長くなりましたでの
また明日お話しします。
それでは
また。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
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私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。