
「仕事が辛い」というのは
世の中でよく聞く言葉です。
「仕事が辛い」原因はいろいろかと思いますが
自分なりに仕事が辛くならないための
工夫は必要かなと思います。
(今日の「棒人間」 辛すぎる??)
<毎日更新1607日目>
最近
私のいる弁護士業界では
「弁護士業が辛すぎる」というある
ブログの記事が話題になっているようです。
このブログ記事を読むと
いろいろ悲痛な叫びが書かれています。
確かに
私自身は同業者として
共感できる面もあります。
世間では弁護士ってエリートでお金持ちのイメージだろうけど、自分は違いすぎる。
辛すぎる。
うん、うん
わかるわかる(笑)
このブログでは
まず自分の依頼者との関係での
悩みが書かれています。
弁護士がやる仕事って揉め事に入っていく喧嘩代行業みたいなものだから、被害者意識が強かったり、相手への憎しみが強い人がそれなりに多い。
そういう人を相手に仕事をするので、依頼者の敵意がこちらに来ることも多い。
そんな人を相手に仕事をしてお金を領収する必要がある。
これもまぁ
よくわかりますね。
依頼者(お客様)との信頼関係の作り方は
弁護士が最も神経を使うところであり
私も若い頃はよく依頼者(お客様)との
関係で悩んでいました。
それともう1つ
やはり避けては通れないお金
経済的な問題です。
毎日が自転車操業。
今年の9月時点の売上が500万くらいだから、恐らく、今年の売上はたぶん800万くらい。
そこから、事務所関連費用を差し引いて、税金払って、iDeCoや中小企業共済に金を払って、生活費を差し引いたら、手元にちょっとしか残らない。
食っていけないことはないけど、精神的な負担の大きさに収入が見合って無さすぎる。
売り上げの数字まで生々しく開示していますが
多かれ少なかれ
お金の問題で悩んでいる
弁護士は少なくありません。
お客さんとの関係が悪くて
経済的にも厳しかったら
確かに仕事が嫌になるかもですね。
まず
弁護士の扱う仕事といっても
結構その範囲は広く
いろいろなものがあります。
何でもかんでも
ご依頼いただけるものは拒まず受ける
というスタンスでは
いつか仕事に押されて
首が回らなくなります。
私も以前
そうなっていた時期がありました。
しかし
自分の好きな分野の仕事を見つけ
ある程度そこに集中できるようになれば
随分と違ってきます。
これはあくまで私の場合ですが
私は毎日ブログを書くようになって
自分の進むべき道が固まった
というところがあります。
以前の私は
いわゆる「何でも屋」でしたから
離婚や相続、交通事故や債務整理と
いろいろ手掛けておりました。
しかし
毎日毎日ブログを書きながら自分と向き合う中で
自分は仕事でどんな人を救いたいのか
どんな人のお役に立ちたいのかを考え続けました。
そうすると
徐々に自分のやりたいこと
逆に自分のやりたくないことが
はっきりしてきました。
そのような中で
自分の弁護士としてのミッション
が固まりました。
自分の進むべき道が固まり
そのことをさらにブログやYouTubeなどで
発信していきます。
そうすると
不思議なことに
自分のやりたい仕事が
集まってくるようになります。
また
お客様も
今では基本的に自分の理想的なお客様が
ほとんどという状況になっています。
おかげで
今では依頼者(お客様)との間に
抱えるストレスはほぼゼロです。
そんなわけで
ややポジショントークにはなりますが
自分の好きな仕事を見つけ
理想のお客様と巡り合うために
やはり日々の情報発信は自分にとっては
とても重要だなと再認識するわけです。
もう1つはお金の問題。
実は
弁護士費用というのは
旧日弁連報酬基準というのがあって
今でもこの基準を元に弁護士費用を
計算しているケースが少なくありません。
いわば
この基準が弁護士費用の1つの
「相場」と言えるかも知れません。
この点
弁護士費用というのは一般に
「高い」と思われがちですが
案外そうでもありません。
弁護士費用というのは
一応基準はあっても
結構その事案の性質によって
幅があります。
一見高そうに見えても
解決までに非常に多くの労力や時間が
かかるケースも少なくありません。
しかも
幅があるということは
お客様の目の前で弁護士費用を決める際
どうしても「安く」して
しまいがちだったりします。
私も昔は
上記の旧日弁連の基準で何となく計算し
「このくらいでいいかな」と
適当な値付けをして仕事を受けていました。
ところが
蓋を開けてみるとえらく大変な案件で
これはとても割に合わないといった
失敗をたくさん重ねてきました。
そこで私は
ある時から自分の仕事について
自分独自のメニュー表
というものを作りました。
その中で意識したのは
案件ごとに
「絶対にこの金額以下では受けない」
という最低ラインを作ること。
この最低ラインを作って
これを死守するようにしてから
当たり前ですが売上も上がって行きました。
弁護士などの士業の仕事は
いわば目に見えないものを売る商売です。
だからこそ
「値付け」が難しいと言えます。
しかし
この「値付け」をいい加減にしていては
いつまで経っても資金繰りは改善せず
仕事も辛くなります。
自分の「値付け」にしっかりこだわる
これはやはり自分の仕事を辛くしないためにも
重要かなと思います。
それでは
また。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。