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渋谷の弁護士吉田悌一郎

弁護士は正義の味方??でも「正義」は1つじゃないという現実

弁護士業界

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正義とは何か。

 


弁護士として現実の紛争に向き合うほど

実はこの「正義」という言葉の

難しさを痛感します。

 

 

 

(今日の「棒人間」 正義の味方??)

 

<毎日更新1664日目>

弁護士は「正義の味方」なのか?

弁護士という仕事は

「正義の味方」のようなイメージを

持たれる方もいるかも知れません。

 

 

確かに

弁護士というのは法律家ですから

 

 

法律を守る立場の仕事

と言えるでしょう。

 

 

実際

弁護士法という法律があり

その中に弁護士の「使命」として

弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。

とされています。

 

 

人の「人権」を守り

「正義」の実現のために働くのが使命だ

というわけです。

 

 

ところが

この「正義」というのは

実はなかなか厄介でもあります。

 

 

 

 

 

「正義」の反対は「悪」なのか?

 

一般的に正義とは

「正しいこと」や「公平・公正であること」

を意味するとされています。

 

 

そして

この正義の反対は

 

 

一般的には「悪」というイメージを

持たれている方が多いでしょう。

 

 

正義vs悪

いわゆる勧善懲悪の世界ですね。

 

 

日本人は結構この勧善懲悪が好きで

・水戸黄門vs悪代官
・ウルトラマンvs怪獣
・鬼滅の刃の鬼殺隊vs鬼
・刑事ドラマの刑事vs犯人

などなど。

 

 

さて

現実社会においても

多くの人が自分の「正義」を主張します。

 

 

「正義」のために戦っている人は

みな「悪」を相手に戦っているのか?

 

 

もちろん

戦っている本人は

そう信じているかも知れません。

 

 

しかし

ここが厄介なところですが

 

 

「正義」や「正しさ」というものは

相対的な概念です。

 

 

実は

戦っている当事者同士では

 

 

どちらも自分の「正義」のために

戦っていたりします。

 

 

極端な例をあげれば

今戦争をしているウクライナはウクライナの正義を

そしてロシアはロシアの正義を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

誰もが「自分の正義」を持っている

 

弁護士として

長年さまざまな紛争に

関わってきました。

 

 

そんな私に言わせれば

世の中の争いごとは

どちらかが100%悪い

 

 

「0:100」の争いごとなど

ほとんどありません。

 

 

たいていは

お互いに何らかの「落ち度」や

 

 

「責められるべき点」があって紛争が

発生しているケースが大半です。

 

 

つまり

「正義の反対は悪」というのは

 

 

少なくとも社会事象を眺める側面では

確実な間違いと言えます。

 

 

そう

実は「正義」の反対は「悪」なのではなく

別の「正義」なのです。

 

 

ですから

現実の紛争においては

 

 

「正義」を振りかざしても

争いごとは解決しません。

 

 

自分の「正義」と相手の「正義」

どこかでお互いに折り合いをつけないと

紛争は解決しないのです。

 

 

つまり

争っている相手にも「正義」がある

ということです。

 

 

そして

トラブルを予防するためには

自分の「正義」が絶対だと思わないこと。

 

 

自分の「正義」すら

時に疑ってみる。

 

 

そんな「知性」を持つことが

大切になってきます。

 

 

とは言え

人間というものは

 

 

ついつい日常生活その他で自分の「正しさ」や

「正義」を振りかざしてしまいがち。

 

 

他人とのトラブルを予防するためにも

この辺はよく考えたいところです。

 

 

もちろん

私も日々反省することしきりですが・・・。

 

 

それでは

また。

 

 

 

 

 

 

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名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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