インターネット上には
著作権法に違反するコンテンツが
溢れています。
法律上は明確に違法
であるにもかかわらず
事実上「やり放題」とも言える
状況が続いています。
この現実の中で
発信者として何を大切に
すべきなのでしょうか。

(今日の「棒人間」 パクられた??)
<毎日更新1689日目>
インターネット上では
もはや著作権法違反のコンテンツで
溢れかえっていて
事実上やり放題な状態であると
言ったら驚かれるでしょうか?
「著作権」というのは
簡単に言えば
「著作物」を創作した人(著作権者)に与えられる、自分が創作した著作物を無断でコピーされたり、インターネット上で利用されない権利
のことを言います。
そして
著作権法という法律があり
そこで「著作物」について
思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの(著作権法2条1項1号)
と規定されています。
具体的なイメージとしては
小説、音楽、絵画、写真、映画
などが浮かぶと思います。
そして
著作権侵害とは
他人の著作物を著作者の
承諾を得ないで無断で
利用することを言います。
ところが
インターネット上を見ると
どうでしょう?
たとえば
YouTubeの世界では
テレビ番組やら
アーティストの音楽やらが勝手に
アップロードされていますね。
あれの多くは
立派な著作権侵害になり得る
ものです。
また
ブログなどのネット記事にも
漫画やアニメのキャラクターのイラストや
写真などを勝手に貼り付けている
ものもあります。
意識してか
そうでないかはともかく
インターネット上はまさに著作権違反で
溢れかえっていると言っても
過言ではありません。
著作権法では
他人の著作権を侵害した人に対して
民事でそうした侵害行為の差し止めや
損害賠償を請求できるとされています。
また
それだけではなく
という刑事の罰則も
定められています。
にも関わらず
なぜネット上でこれだけ著作権法違反の
コンテンツが溢れているのでしょうか?
それは
ひとことで言えば
取り締まってもキリがない状況だから
ということが言えると考えます。
というのは
確かに
YouTubeなどでも
あまりに酷いケースではアカウントバーンを
受けてコンテンツが削除されたりする
ことはあります。
また
著作権法違反で実際に賠償請求を
受けたという話も耳にします。
しかし
何といっても
インターネットの発達によって
個人が誰でも気軽に情報発信が
できる世の中です。
小さなものまで含めると
あまりにも著作権法違反の
コンテンツが溢れすぎて
規制が追いつかない
というのが現状です。
ただ
今の状況はまだ「可愛いものだ」
という説もあります。
というのは
今後の生成AIの発達により
著作権法違反のコンテンツが瞬時に
大量に生産できてしまう時代が
もうすぐそこまで来ています。
現状でさえまともに規制
できていないのですから
本格的に生成AIのコンテンツが
量産される時代には
なおさら規制は難しいと
言われています。
そんなわけで
ネット上では今後ますます著作権法違反
「やり放題」の時代が来ることが
予想されます。
そこで
一応法律上の規制はあるものの
みんなやってるし
取り締まりに合うリスクも少ないので
著作権など気にする必要はないのか。
まぁ
私は法律家ですから
いくら取締られるリスクが
少ないからといって
明確に法律の規制に違反することを
堂々とやることをオススメ
することはできません。
ただ
ここはそれだけではなく
一歩進んで
情報発信者の端くれとしての
矜持を見せたい
とも思うんですね。
私は
発信者として
このブログをはじめとするネット上の
発信にはそれなりに
誇りを持っています。
自分の発信する内容が
他者の権利侵害の上に成り立つ
ものであるというのは
私としては到底耐えられません。
さらに
他者のコンテンツを
たとえ一部でもコッソリと「盗んで」
自分のコンテンツに載せる
こういうことをすべきなのかどうか。
法規制に違反して
取締りを受ける
受けないは別として
ここは
情報発信者としての美学を
きちんと持ちたいな
と思うわけです。
そんなわけで
今後ますます著作権法違反
「やり放題」の時代を迎えるにあたり
あえてここで立ち止まって
考えてみたいものです。
それでは
また。
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Profile
中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。