「裁判しないで解決」する建設業・不動産業を多く扱う
渋谷の弁護士吉田悌一郎

サイバー攻撃の「被害者」なのに損害賠償? 中小企業を襲う意外な法的リスク

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GMOインターネットグループが

不正アクセスを受け

 

 

約79億円もの金銭を要求された

というニュースが話題になっています。

 

 

サイバー攻撃を受けた会社は

当然「被害者」ですが

 

 

顧客情報が流出すれば

損害賠償を請求されることも。

 

 

中小企業にとっても

決して他人ごとではない

情報漏洩の法的リスクとは?

 

 

(今日の「棒人間」 不正アクセス??)

<毎日更新2002日目>

相次ぐ不正アクセス事件

 

最近

企業に対する不正アクセスの

ニュースが相次いでいます。

 

 

直近でも

GMOインターネットグループが

不正アクセスを受け

 

 

攻撃者側から約79億円の金銭を

要求されていたとの報道がありました。

 

GMO不正アクセス、クラウド集中管理に死角 生活インフラも危険迫る

 

 

こうしたニュースを見て

「うちは小さな会社だから

サイバー攻撃なんて関係ないよ」

 

 

と思われる中小企業の社長も

おられるかもしれません。

 

 

しかし

今の時代は会社の規模に関係なく

 

 

サイバー攻撃の標的になる

可能性があります。

 

 

 

たとえば

社員数10名程度の会社でも

 

 

顧客の氏名、住所、電話番号

メールアドレスなどを大量に保有

していることがあるでしょう。

 

 

また

最近では

 

 

顧客情報や取引先情報などについて

クラウドで管理している会社も

多いと思われます。

 

 

このクラウドサービスも

管理者のIDやパスワードを盗まれたり

不正アクセスを受けたりすれば

 

 

大量の情報が一度に流出する

危険があります。

 

 

要するに

サイバー攻撃は

 

 

必ずしも一部の大企業だけの

問題ではないということです。

 

 

 

不正アクセスの「被害者」なのに損害賠償?

 

では

もし中小企業が不正アクセスを受け

 

 

顧客の個人情報などが

流出してしまった場合

 

 

法律上はどのような問題が

生じるのでしょうか?

 

 

この点で

まず問題となるのが「個人情報保護法」

という法律です。

 

 

この法律では

個人情報を取り扱う事業者に対して

 

 

情報漏洩などを防止するために

必要かつ適切な安全管理措置を

講じることを義務づけています。

 

 

たとえば

社員全員が同じIDとパスワードを使っている

 顧客情報に誰でもアクセスできる

 退職した社員のアカウントがそのまま残っている

といった状態であれば

情報管理体制に問題があると

判断される可能性が高いでしょう。

 

 

また

一定の情報漏洩事故については

個人情報保護委員会への報告や

 

 

(漏洩した個人情報の)本人への

通知も必要となってきます。

 

 

その上

漏洩した個人情報の本人などからは

損害賠償を請求されるおそれもあります。

 

 

会社としてみれば

悪いのは不正アクセスをした犯人であって、うちも被害者なのに

と思うかも知れません。

 

しかし

会社が適切な安全管理措置を怠っていた

ために情報漏洩が発生したのであれば

 

 

民事上の損害賠償責任を問われる

可能性があるのです。

 

 

そして

流失した個人情報が大量であれば

損害賠償額も大きくなります。

 

 

カーシェアの「タイムズカー」では

例の不正アクセス事件で

 

 

被害者1人あたり3000円の現金

または金券を「お見舞い」として

渡すと公表しているようです。

 

 

この事件では

被害者の数が約146万人ですから

 

 

ざっと約43億8000万円の支出(!)

となります。

 

 

これはあくまで大企業の話ではありますが

サイバー被害に遭った会社が

 

 

さらに顧客への賠償という「ダブルパンチ」

を喰らうことがあるということです。

 

 

 

 

 

 

 

中小企業が「裁判沙汰」を防ぐためにやるべきこと

 

それでは

中小企業としては

 

 

どのような対策をして

おくべきでしょうか?

 

 

まず第一は

自社がどのような個人情報について

 

 

どこで誰が管理しているかを

把握することです。

 

 

そして

顧客情報へのアクセス権限を

必要な社員に限定し

 

 

多要素認証を導入するなど

不正アクセスを防止する仕組みを

整えることが重要です。

 

 

また

クラウドサービスなどの外部業者に

 

 

個人情報の取り扱いを委託

している場合も

 

 

すべて業者任せにして良い

わけではありません。

 

 

上記の個人情報保護法では

委託元は

 

 

委託先に対する必要かつ適切

な監督義務があるとされて

いるからです。

 

 

そのため

委託先の安全管理体制を確認するとともに

契約書でも

 

 

情報漏洩が発生した場合の報告義務や

責任分担などを明確にしておく

必要があります。

 

 

さらに

万が一情報漏洩が発生した場合に備えて

 

 

社内の対応マニュアルなどを整備

しておくことも大切です。

 

 

サイバー攻撃を100%防ぐということは

残念ながら難しいでしょう。

 

 

だからこそ

「絶対に情報を漏洩させない」

という発想だけではなく

 

 

「万が一漏洩しても

被害や法的リスクを最小限に抑える」

という発想が重要だと思いますね。

 

 

情報セキュリティーも

会社や顧客を守るための

重要な経営課題です。

 

 

そうした捉え方こそが

無用な「裁判沙汰」を防ぐことにも

つながると思いますね。

 

 

それでは

また。

 

 

 

 

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活動ダイジェスト

昨日は、早朝に5キロほどランニング。雨だったので、地元の商店街のアーケードの中を。
朝は、振替休日で学校が休みの息子の弁当づくり。メインはシャケの塩麹漬け焼きなど。
午前中は事務所の所内会議に自宅からオンライン参加。
その後は横浜の関内へ行って、顧問先のお客様と打ち合わせでした。
終了後は事務所に戻り、オンラインでの裁判期日や、お客様との打ち合わせなどでした。
なお、翌日は胃腸の内視鏡検査なので、昼と夜はそれ用の食事を。空腹との戦いです・・・。

 

 

 

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ノーリスクプロモーター

                               
名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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