「若いつもり」にばかりなっていると、
危険なことがあります。
若い人との感覚のズレや、
自分の立場を忘れて暴走してしまう。
そうならないためにも、
時には自分の年齢を冷静に
考えることも大切です。
(若いつもりでも、遠距離日帰り出張は疲れます@高松駅)
<毎日更新671日目>
人生100年時代、
いつまでも若々しくいようとする努力は
大切だと思います。
実際、昔に比べて、
若々しい中高年世代の人が確実に
増えています。
それはそれで、良いのですが、
「若いつもり」にばかりなっていると、
怖いなと感じることがあります。
フジテレビの幹部の男性が、
20代の女性記者を3次会まで連れ回して
問題になったとか。
この手のセクハラまがいの事件が、
あとを断ちません。
よく、
若い女性が自分に好意を抱いているとか、
誘ったけど嫌がらずに楽しそうにしていたとか、
そんな言い訳をする「オジサン」がいます。
思うに、
こういう「オジサン」は、
自分たちが若い頃の感覚のままで、
今の若い女性などに接しているように思います。
しかし、
若い女性にしてみたら、
全然違います。
「オジサン」は会社で権力を持っていたりして、
この「オジサン」に嫌われたりしたら面倒なので、
とりあえずその場は我慢している、
というケースが多い。
しかし、
権力を持っている「オジサン」は、
なかなかそれに気づきません。
というか、
人間は社会的地位が上がるにつれて、
自分よりも下の立場にいる人の気持ちや
考えなどが見えにくくなります。
だから、
相手が本心では嫌がっていることも気づかず、
「オレのことを気に入っている」とか
大勘違いをして、
暴走してしまうケースが多いのです。
暴走とまでは行かなくても、
やたらと、
若い女性を「〜ちゃん」付けで
呼ぶ「オジサン」
あれも同じで、
危なっかし〜ですね。
まあ、
相手との関係性で間違えていなければ
良いのですが、
だいたい「おじさん」はその辺の
判断力が鈍いことが多いので・・・
まぁ、冷静になって自分の年齢を考えてみましょう。
自分の顔を鏡で冷静に見てみましょう。
頭は薄くなり、白髪混じり。
顔のシワも増えてきましたね。
お腹も出てきたね。
冷静に考えて、
そんな「オジサン」と、
若い20代の女性が、
3次会まで喜んで飲みについて
くるでしょうか?
例外がないとは言いませんが、
まぁ、危なっかしい行動
としか言いようがありません。
これは、
テレビ局で起こった事件ではありますが、
中小零細企業の経営者の方々も、
決して他人ごとではありません。
若い社員から
などと言われる行動をしてしまっては、
シャレになりません。
そうならないためには、
まず冷静にご自分の年齢というものを
考えましょう。
決して若者と「同じ感覚」
ではないのです。
そして、社長と若い社員は、
事実上決して「対等」ではありません。
本当は嫌だけど、
社長から誘われて、
キッパリと断れる社員も少ないでしょう。
しかも、
「嫌々ついてきている」なんて顔は
決してしません。
彼らだって、
大人ですから、
社交辞令で楽しそうな顔の一つも
するでしょう。
しかし、
そこを勘違いしてしまっては
いけません。
後々になって、
社員からセクハラで訴えられて、
と言っても遅いのです。
ですから、
ご自分と若い社員さんとの間には、
厳然と社会的な立場の差があること、
相手は嫌でも断りにくいこと、
このことを肝に銘じておきましょう。
私の弁護士としての使命は、
中小零細企業のトラブルを
「裁判沙汰」を避けるためには、
時に自分の年齢や立場を冷静に
振り返ることも必要です。
というわけで、
今日のポイントは
ということです。
とまあ、
偉そうに書きましたが、
と言われそうですね。
確かに、
私もいよいよ来月で50歳、
立派な「オジサン」です。
なので、
もちろん、
自戒の念をこめてこのブログを
書いています。
「気持ちは若く」でも、
注意しなきゃいけませんね。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。