「裁判しないで解決」する建設業・不動産業を多く扱う
渋谷の弁護士吉田悌一郎

「うちは固定残業代制度だから大丈夫」という社長に潜む重大なリスクについて

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法律上の割増賃金(残業代)

の支払いに代えて、

一定額の手当を支払う

固定残業代の制度があります。

 

 

しかし、

この固定残業代制度を正しく

理解せず、

誤解している社長さんが

少なくありません。

 

 

実は、

この固定残業代制度は、

法律上の要件が厳しいので、

注意が必要です。

 

 

 

(暗い夜道は「リスク」が潜んでいる?)

 

<毎日更新713日目>

うちは固定残業代だから安心??

日々の残業代の支払いの代わりに、

「固定残業代制度」を導入

している会社があります。

 

 

これは、

いわば一定の残業時間を見込んで、

その分を毎月の給料に上乗せして

定額の残業代として支払う、

というものです。

 

 

ところが、

この「固定残業代制度」をあまり

理解していないというか、

誤解している社長さんも

少なくありません。

 

 

うちの会社では、どうしても残業が避けられません。
そこで、固定残業代制度を導入して、毎月定額の残業代を支払うようにしているのです。

会話

なるほど、固定残業代制度ですね。

固定残業代制度を導入してから、とにかく労務管理が楽になりました。

会話

と言いますと??

だって、一々日々の細かい社員の残業代を計算しなくて済むわけですからね。

会話

なるほど。
ところで、御社の固定残業代は、月々どのくらいの残業時間を見込んだ金額になっているのですか?

毎月15時間分の残業時間を見込んで、固定残業代を支給しています。

会話

それで、社員さんの残業は、実際に毎月15時間以内に収まっているのですか?

さぁ、固定残業代制度を導入しているので、社員の実際の残業時間などは一々記録していないので、厳密なことはわかりません。
ただ、だいたい平均すると月に15時間くらいじゃないかと、まぁ感覚ですけど。

会話

いや社長、いくら固定残業代制度を導入していても、実際に見込みの残業時間を超えた場合には、別途追加で残業代を支払う必要があります。
だから、やはり社員の労働時間はきちんと把握しておかなければダメですよ。

え〜、そうなんですか?

会話

あと、御社の固定残業代制度というのは、就業規則などであらかじめ定めてあるのですか?

い、いや〜、最近導入したばかりなので、就業規則の改定はまだしていません。。。

会話

それはマズいですね。
このままでは、御社の固定残業代制度自体が、法的には無効になってしまいます。

そ、そんな〜!

会話

実は、固定残業代制度というのは、法律上の要件が結構厳しいのですよ。
固定残業代制度が無効だ、ということになると、社員から未払い残業代を請求されるというリスクが出てきてしまいます。

 

 

 

 

固定残業代制度が争われる場面とは?

固定残業代制度とは、

労働基準法の割増賃金(残業代)

の代わりに、

一定額の手当(固定残業代)

を支払う、

というものです。

 

 

これは、

特に法律上の制度ではなく、

各会社なので、

会社と社員との間の合意

(労働契約や就業規則等)

によって定められている制度です。

 

 

そもそも、

労働基準法では、

会社が労働時間を延長させたり、

休日労働をさせたような場合には、

割増賃金(残業代)を支払わなければ

ならないと規定しています。

 

 

この点、

毎月必ず一定の時間の残業が

予想されるような会社では、

この残業時間を見込んで、

一定額を基本給に加えて支払ったり

することがあります。

 

 

具体的な例で考えると、

たとえば、

ある会社で基本給が月額20万円

であったとして、

あらかじめ会社と社員との

合意に基づいて、

1ヶ月15時間の残業を

見込んだとします。

 

 

この15時間分の割増賃金(残業代)

として、

5万円を基本給にプラスして

支払っていたような場合です。

 

 

このようなケースで、

実際の残業時間が、

約束どおり月15時間以内で

収まっている場合には、

あまり問題となることはありません。

 

 

ところが、

実際の残業時間が、

月に15時間を超えてしまった

ような場合は、

そもそもこのような固定残業代制度が

有効なのかどうか、

争いになることがあります。

 

 

 

 

 

 

まとめ

というわけで、

今日のポイントは

 

 固定残業代制度は、実は法律上の要件が厳しい!

ということです。

 

 

さて、それでは、

こうした固定残業代制度が有効に

なるための要件はなにか?

 

 

それを踏まえて、

実際上どのような対策を

講じるべきか?

 

 

これについては、

長くなりましたので、

また明日お伝えしますね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新動画 

今回は、証拠は戦略的に残すもの、重要書類は必ずコピーを取りましょう、というテーマでお話しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

活動ダイジェスト

 昨日は、茨城県土浦市の「かすみがうらマラソン」というフルマラソンに出場。
練習不足であまり自信がなかったので、とにかく最初からペースを落として慎重に走りました。しかし、やはり後半は足の痛みに加えて、暑さにやられました。少し熱中症気味になりましたが、頭に水をかけたら復活。
自慢できるタイムではありませんが、前回の横浜マラソンのときに比べると、だいぶ余力を残して完走できました。

 

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裁判しないで解決する
ノーリスクプロモーター

                               
名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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