どうしても
気分が乗らない仕事
気後れしてしまう仕事というのは
後回し
先送りにしてしまいがち。
しかし
脳科学的には
そうした仕事ほど
「とりあえず着手」して
みることが大切です。
(今日の「棒人間」 気分が乗らない仕事をどうするか?)
<毎日更新1104日目>
いろいろな仕事をしていると
これは
今日はちょっと気分が乗らないな
ということもあります。
私の場合も
ちょっと難しい裁判の案件で
裁判所に出す書面などで
書くのにそれなりのエネルギーが
必要な仕事があります。
だいたい
「裁判沙汰」になっている案件というのは
それを扱う弁護士にもそれなりの
「エネルギー」が求められます。
揉めごと
紛争ごとというのは
そういうものなのです。
ですから
「裁判」にまつわる書面を書くのも
それなりのエネルギーがいります。
こう書いたら裁判官にどう伝わるか?
この表現だとこちらに不利にならないか?
などなど
裁判に関する書面というのは
結構書くのも神経を使うのです。
それで
ちょっと難しい案件などは
締め切りは迫っているけれども
どうにもこうにも
ちょっと書面を書くのに
気分が乗らない
ということがあります。
こんなとき
やってしまいがちなのが
う〜ん、今日は仕方がない。
明日やろう。
というもの。
これはいけませんね。
こういうときに限って
明日になったらなったで
緊急の案件が飛び込んできたりして
時間がなくなります。
気づいたら締め切り直前で慌てる
なんてことにもなりかねません。
私の経験から言っても
気分が乗らない仕事
ちょっと難しくて気後れする仕事に限って
「早めに着手」することが
重要だったりします。
「早めに着手」しておけば
時間的にも余裕ができます。
また
一度着手した仕事というのは
再びそれに取り掛かるときの
ハードルが下がるものです。
「早めに着手」することで
憂鬱な仕事が
憂鬱な仕事でなくなる
ということもよくあるのです。
実はこれは
脳科学的にも正しいことだったのです。
先日
精神科医の樺沢紫苑さんの
脳を最適化すれば能力は2倍になる 脳内物質で仕事の精度と速度を上げる方法
という本を読みました。
この本の中で
脳内物質の1つ
「アセチルコリン」について
書かれていました。
アセチルコリンというのは
運動神経の伝達物質で
細胞同士の連絡を助ける
役割があると言われています。
気分が乗らない
やる気が出ない仕事を
目の前にしたときに
それを先延ばしにするのではなく
「とりあえずやってみる」
すると
脳の「側坐核(そくざかく)」
と言われる部分が刺激を受けます。
この側座核が刺激を受けると
「アセチルコリン」が分泌され
どんどんと気分が乗ってきます。
そうすると
「いやだな〜」と思っていた仕事も
意外にサクサク進む
ということも珍しくありません。
ですから
気分が乗らない
やる気が出ない仕事ほど
「とりあえずやってみる」
「着手してみる」ということで
モチベーションがアップする。
これは
脳科学的にも正しいことだったのです。
実は
弁護士に対する懲戒処分の事例でも
割と多いのが
やるべき仕事をやらずに
長期間放置してしまった
ようなケースがあります。
想像ですが
これも難しい案件などで
気分が乗らずに仕事を先送りして
しまったことが
積もり積もってこういう結果に
至ってしまっているのかも
知れません。
「アセチルコリン」という
脳内物質を味方につけて
「とりあえず早めに着手」
これは
日常仕事をする上で
とても大切だなと改めて
認識した次第です。
それでは
また。
<サービスメニュー>
◾️裁判しないで解決するノーリスクプロモーター・弁護士 吉田悌一郎のプロフィール
◾️【無料】セルフマガジン『裁判しないで解決する方法』の無料送付
◾️YouTube(渋谷の弁護士・吉田悌一郎の中小企業ビジネス法務チャンネル)
最新動画
今回は、「契約不適合責任とは?建物再築不可の土地を買ってしまった??」というテーマでお話ししています。
活動ダイジェスト
住所 | 150-0031 東京都渋谷区桜丘町4番23号渋谷桜丘ビル8階 マップを見る |
---|---|
受付時間 | 【平日】9:30〜18:00 【土曜日】9:30〜12:00 |
Profile
中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。