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渋谷の弁護士吉田悌一郎

黄色いカレー屋を黒くしたら売上激減? 貸主が負う契約上の責任とは

不動産賃貸

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カルビーが

一時期話題になったポテトチップスの

 

 

白黒のパッケージを一部元に戻す

という報道がありました。

 

 

やはりポテチは白黒だと売れないそうです。

 

 

食べ物には「色」という視覚情報は

案外重要だということですね。

 

 

実は

この「色」の重要性は食べ物そのものだけでなく

お店の外観にも当てはまることがあります。

 

 

 

 

(今日の「棒人間」 黒いカレーはおいしくなさそう??)

 

<毎日更新1913日目>

白黒ポテチの誤算??

 

ナフサショックの影響で

 

 

カルビーのポテトチップスが白黒の

パッケージのポテチを販売して

一時期話題になりました。

 

 

 

 

このカルビーが

原材料調達の見通しがついたということで

 

 

8月から表側のみカラーのパッケージに

戻すことになったとの報道がありました。

 

カルビー白黒ポテチの誤算、消えた「おいしそう」 色が映す購買心理

 

 

この白黒パッケージ

装飾に使う溶剤の節約手段としては

画期的だったのですが

 

 

やはりお菓子として致命的な

問題があったようです。

 

 

というのは

消費者からは「商品が見つけにくい」

 

 

「どの味か一見わからない」といった

不満の声が上がったとか。

 

 

結局

同社では

 

 

この間のポテチの販売金額は

4週連続で右肩下がりに

落ち込んでいるそうです。

 

 

食品のパッケージでは

やはり食欲をそそる写真やイラスト

などは重要な要素になります。

 

 

白黒パッケージになると

その辺の要素が弱くなり

 

 

消費者に「おいしそう」に

見えなくなってしまったようです。

 

 

こう考えると

食べ物にまつわるものにとって

 

 

「色」というのは結構重要な要素

であるということがわかります。

 

 

 

 

黄色いカレーショップの外壁が黒に??

 

このことに関連して

都内で不動産を賃貸するA社が

貸し出している物件で

 

 

あるカレー屋さんの建物がありました。

 

 

このカレー屋さんの建物は

壁の色が黄色くて

 

 

それがカレーショップの

雰囲気にうまくマッチしていて

とても評判の良いお店でした。

 

やはり

カレーと言えば「黄色」という

イメージがありますからね。

 

 

ところが

物件を貸しているA社の社長は

実はこの建物の色が気に入らなかった。

 

 

実は

この地域はどちらかと言えば

住宅街に近いので

 

 

黄色い建物はどうしても浮いてしまう。

 

 

近隣住民からも

「この黄色いカレー屋さんは街の景観を損ねる」

というクレームがA社にも入ってきていました。

 

 

A社の社長としても

この建物の色を

 

 

もっとこの地域の雰囲気と調和する

色にしたいと常々思っていました。

 

 

そこで

なんとA社では

 

 

このカレー店の店主(建物の借主)

であるX氏の了解を得ることもなく

 

 

いきなりこの建物の外壁の色を黒に

変えてしまった。

 

そのおかげで

この店の評判が落ち込み

 

 

カレー店の売り上げが大きく

下がってしまいました。

 

 

怒りが収まらない

店主(借主)のX氏。

 

ちょっと、ひどいじゃないですか!勝手に建物の色を黒に変えるなんて!
おかげでうちのカレー店の売り上げはガタ落ち。
どうしてくれるんだ!!

しかし

A社の社長も引き下がりません。

 

 

何をいってるんだ!
この建物のオーナーは我が社なんだ。
我が社の所有物である建物の色を何色にしようが、こっちの勝手だろう!

残念ながら

この問題は「裁判」の場に持ち越される

ことになってしまったのです。

 

 

 

 

 

 

建物賃貸借で重要な「信頼関係」

 

この問題

法的に考えるとどのように

整理したら良いのでしょうか?

 

 

まず

大前提としてA社は

この建物の所有者ですから

 

 

所有権に基づいて

この建物をある程度自由に

維持管理する権利を持っています。

 

 

ただ

他方でA社は

 

 

借主であるX氏との間で

この建物の賃貸借契約を結んでいます。

 

 

そして

賃貸借契約の貸主は

 

 

借主に対してその建物を正常な状態で

使用・収益させる義務を負っています。

 

 

そして

店舗の外観というものは

 

 

店の集客において重要な

要素の1つでしょう。

 

 

A社は今回

事前にX氏に対して何らの

協議などを行うことなく

 

 

勝手に「黄色」から「黒」に

色を変えてしまっています。

 

 

これによって

単なる美観の問題を超えて

 

 

X氏のカレーショップとして

ブランドイメージや集客力が大きく

ダメージを受けたという場合。

 

 

この場合は

A社の貸主としての

 

 

「正常な状態で使用・収益させる義務」

に違反しているとも考えられます。

 

 

そこで

これによって店の売上が明確に減少するなど

X氏に損害があった場合には

 

 

X氏は貸主であるA社に対して

契約違反を理由とする損害賠償請求を

行うことが考えられます。

 

 

実際に裁判になった場合

「街の周囲の景観との調和」という

 

 

A社側の主張にも一定の考慮が

なされるでしょう。

 

 

ただ

それにしても

 

 

今回はA社は事前にX氏に何の相談や

協議もなくいきなり建物の外観の色を

変えてしまっている。

 

 

この事情は

やはりA社にとって非常に分が悪い

と言えるでしょう。

 

 

建物の賃貸借契約など

一定期間継続することが前提となる契約では

 

 

やはり貸主・借主といった当事者間の

「信頼関係」が非常に重要になってきます。

 

 

いくら所有者であるからといって

やはり借主との間の「信頼関係」を

一方的に壊す行為は

 

 

法的にある程度規制

されるというわけです。

 

 

ですから

やはりA社としては

事前に店主(借主)であるX氏と

 

 

建物の外観の色についてきちんと

協議すべきだったと言えるでしょう。

 

 

そうすれば

黒とはいかないまでも

 

 

双方がある程度妥協してもう少し

地域に調和する色を探すなど

解決策はあったはず。

 

 

トラブルや「裁判沙汰」を避けるためにも

このように相手と誠実に協議しようとする

姿勢は重要です。

 

 

 

 

それにしても

食べ物というものは

 

 

やはり色などの「視覚情報」の

影響は非常に大きいということですね。

 

 

どんなにおいしくても

「マズそうな色」だと食べたくなくなる。

 

 

これは人間の真理でしょうね。

 

 

それでは

また。

 

 

 

 

 

 

 

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その後は事務所で少々仕事。
午後は、私のブログの師匠である板坂裕治郎さんの東京で開催されたブログセミナーに参加。
終了後は懇親会。貴重な学びと、ブログ仲間との楽しい交流の時間でした。

 

 

 

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名前吉田 悌一郎
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Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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