AIやビッグデータが進化し
あらゆるものが数値化・分析できる時代。
しかし
そんな時代だからこそ
数字では捉えきれない
「人間の本質」を理解することが
ますます重要になっているのかも
しれません。

(今日の「棒人間」 人間の本質について考える??)
<毎日更新1936日目>
「文化人類学」という
今までの人生でまったく
触れたこともない分野の本を読んだ
という話を昨日のブログで書きました。
「水の中にいる魚は、水の存在に気づかない」文化人類学から学んだこと

この本によれば
「文化人類学」は2つのアプローチがあって
1つは「遠くのもの」を「近くのもの」にする。
これは
「遠くのもの」すなわち自分たちにとって
遠い世界の「未知の人たち」を相互に
理解し合おうとするもの。
そして
もう1つが「近くのもの」を
「遠くのもの」にする。
これは
「遠くのもの」を理解することによって
「近くのもの」すなわち私たちの
当たり前の習慣や常識を疑い
自分たちを客観化・相対化
しようとする試み。
言い換えれば
遠くの他者を知ることで
自分というものに対する自己理解を
深めるというアプローチになります。
この「文化人類学」ですが
実はこの学問は
さらに進んで現代の私たちの暮らしや
ビジネスシーンにも大きく役立っている
という側面があります。
今日は
この辺を詳しく見て行きたいと思います。
その大前提として
「文化人類学」という学問は
単なる「異文化の研究」ではなく
よりもっと人間の本質を探求する
する学問であるということです。
すなわち
表面的な異文化の研究を超えた
「人間の行動や信念の意味を
その文脈の中で理解する」
というものであること。
現代においては
どうしても数値化できるもの
再現可能なもの
客観的に測定できるものだけを
重視する傾向にあります。
ところが
2008年に起きたリーマンショックのような
経済破綻を予想し回避
することができなかった。
この本では
数字とロジックだけでは
人間の行動は予測できず
文化という「見えないもの」
を理解しなければ
本当のリスクは見えてこない
と書かれています。
ビジネスシーンにおいても
消費者への「アンケート」や
「データ分析」が活発に行われます。
しかし
その結果をもとに商品を開発しても
ヒットに至らないことがほとんど。
それは
本当の購買動機は
消費者自身も言語化できていない
無意識の領域にあるからです。
半導体大手のインテルが
当時中国であまり子どもに
パソコンを使わせない傾向が
あることに疑問を持ちました。
そこで
同社の調査チームが中国の
家庭に入り込んで調査を開始。
その結果
中国の親たちが「パソコンが子どもの
宿題の邪魔になる」という考えを
持っていることがわかりました。
ゲームや動画にハマって
しまうのではないか。
そうした懸念から
パソコンを子どもに与えることを
躊躇していたというのです。
そこで
同社の調査チームは
「子どもがコンピューターゲームで
遊べないようにするロック機能」など
制限機能を充実させることで
親が安心して子どもにパソコンを
与えられるようになるのではないか
と考えました。
ところが
当初エンジニアたちは
「ロック機能をつけるなんて
パソコンの価値を下げることではないか」
と反対しました。
パソコンの作り手からすれば
パソコンの機能を増やすことには熱心でも
わざわざ機能を制限することには
抵抗があったわけです。
しかしながら
案に相違して
実際にロック機能を導入した
パソコンを発売すると
中国の親たちは大喜びで購入し
その結果子どもたちのパソコン
利用率は大きく向上したというのです。
この事例で
最初にアンケート調査で
「パソコンにどんな機能が欲しいですか?」
と聞いたところで
「ロック機能が欲しい」と答える消費者は
ほとんどいないはずです。
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また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。