「裁判しないで解決」する建設業・不動産業を多く扱う
渋谷の弁護士吉田悌一郎

愚痴を聞くのも弁護士の仕事?

弁護士業界

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弁護士の仕事というのは、

扱う案件によっていろいろな

ものがあります。

 

 

私の場合は、

依頼者の話を聞く、

時にはたっぷりと愚痴を聞く、

というのも弁護士の重要な

仕事だと思っています(^ ^)

 

 

 

(事務所の相談室 愚痴を聞くための部屋?)

 

<毎日更新621日目>

理屈が大事な大企業と、理屈じゃない個人

法律というのは理屈です。

 

 

だから、

弁護士とか法律家は

 理屈の商売

と思われがち。

 

 

確かに、

理屈が大切な場面はありますが、

必ずしもそれだけではありません。

 

 

たとえば、

大企業同士の紛争の場合は、

経済原理というものが

ぶつかりあいます。

 

 

そもそも企業というのは、

利益を追求する存在ですから、

紛争が起きても、

物ごとは良くも悪くも経

済原理に従って動きます。

 

 

ですから、

ここはやはり理屈が

重要な世界、

ということが言えます。

 

 

大企業になると、

個人を離れて大きな組織体

そのものが、独自の論理に

従って動いているわけですから、

そこに個人的な感情の

ようなものは入りにくい。

 

 

ある意味ではクールに

協議して解決できる世界です。

 

 

ところが、

これが個人の紛争となると、

そうは行きません。

 

 

特に、

離婚や相続争いといった、

近しい者どうしの争い

となると、逆に理屈が

通用しにくくなります。

 

 

いくら、

法律のシステムがこうなってるんです

と言っても、

本人たちの感情が収まりません。

 

 

腹立たしい!

 あいつにだけは負けたくない!

といった感情が先走ります。

 

 

私は数年前まで、

こうした離婚や相続といった

いわゆる家事事件を多く

扱っていました。

 

 

こういう事件は、

理屈で当事者を説得しよう

とすると絶対に失敗します。

 

 

むしろ、

当事者がなぜそう思うのか、

どんな感情なのか、

そうした気持ちに共感し

時には共感するふりをし)、

気持ちに寄りそうということが

必要になります。

 

 

たとえば、

依頼者と打ち合わせを

している場合。

 

 

弁護士的には、

法律の理屈はこうで、

事案をそれに当てはめると

こうで、そうなると結論は

こうで、と話を進めたくなります。

 

 

しかし、

この手の事件の打ち合わせは

そうスムーズには行きません。

 

 

法律的に見るとどう考えても

関係ないことを、

延々とお話になる方もいます。

 

 

家事事件に慣れていない

弁護士だと、そうした法律的に

関係ない話を遮ってしまい

がちになります。

 

 

頭の良い弁護士ほど

その傾向があります。

 

 

しかし、

そうすると必ず依頼者から

不満を持たれます。

 

 

 この弁護士は、ぜんぜん話を聞いてくれない。
私の気持ちをまったくわかってくれない

ということになりがち

なのです。

 

 

ですから、

こうした個人の案件を担当する

場合は、法律的に関係なくても、

ある程度依頼者の話を聞いて

受け止める、という作業が

必ず必要になります。

 

 

いわば、

 依頼者の愚痴を聞くのも弁護士の大事な仕事

というわけなのです。

 

 

 

 

 

愚痴を聞くのは得意?

そうなると、

今私が得意としている

中小零細企業のトラブル案件

はどうなんでしょうか?

 

 

中小零細企業もあくまで企業

ですから、やはり利益の追求

という大事な命題があります。

 

 

ですから、

やはり経済原理やそれを導く

理屈は重要です。

 

 

しかし、

中小零細企業は、

大企業のように個人を超えた

組織の独自の論理のようなものは

ありません。

 

 

良くも悪くも、

社長の個性が影響する

場面が多い。

 

 

そうなると、

たとえば従業員や取引先との間で、

感情的なトラブルが起こる

ことも少なくないわけです。

 

 

社長自身が熱くなってしまって、

 あいつだけは許せない!

ということにもなりがちです。

 

 

ですから、

中小零細企業の案件を担当

する場合は、理屈も大切ですが、

それだけではない。

 

 

個人の案件を担当するのと

同じように、経営者の気持ちや

感情的な側面に寄りそう、

そこを受け止めるという姿勢も

必要となってくるのです。

 

 

その点、

私は家事事件出身という

こともあり、まあ、

人の話を聞いたり、

愚痴を聞いたりするのは

割と得意ではあります。

 

 

社長さんの愚痴を聞いて

あげるだけで、ある意味感情的に

なっていた社長さんの溜飲が下がる、

ということもあります。

 

 

時には、

 絶対に裁判をやってください!

といきり立っていた人が、

愚痴を聞いてあげるだけで、

ある程度気持ちが収まって

冷静になる、

ということもあります。

 

 

そう、

弁護士が愚痴を聞いてあげるだけで

トラブルが深刻化することを防ぐ

こともできるのです。

 

 

私の弁護士としての使命は、

中小零細企業のトラブルを

 「裁判しないで解決」すること

 

中小零細企業の「裁判沙汰」を

予防するために、今日も私は悩める

社長さんの愚痴を聞きますよ(^ ^)

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

というわけで、

今日のポイントは

 

 依頼者の愚痴を聞くのも弁護士の大事な仕事!

ということです。

 

 

まぁ、

誰でもそうですけど、

人にただ話を聞いてもらうだけで

スッキリする、という経験は

ありますよね。

 

 

そんな聞き役になって

あげるのも、私たちの大事な

仕事なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新動画 

今回は、悪質なクレーマーにどう対処したら良いのか、そのポイントを5つほどお話しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

活動ダイジェスト

昨日は、久しぶりにボクシングジムに練習に。
全然動けないだろうな〜と思っていましたが、意外に動けました。まあ、ランニングはしているので、スタミナはあったのかと。
夜は家族で地元の行きつけのお店に行きました。

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裁判しないで解決する
ノーリスクプロモーター

                               
名前吉田 悌一郎
住まい東京都

Profile

中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。

中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。

【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。

中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。

私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。

また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。

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