「自分を良く見せたい」という気持ちは
誰にでもあるものです。
しかし
その「背伸び」が行き過ぎると
トラブルになったり信用をなくしたり
するリスクが大きくなります。
「過剰な背伸び」はなぜ危険なのか
その理由を考えてみたいと思います。

(今日の「棒人間」 過剰な背伸び??)
<毎日更新1817日目>
休日の朝というのは
なんかのんびりしていていいですね。
何も予定がない日は
私はゆっくり朝風呂をして
お湯に浸かりながら
YouTubeを見たりします。
最近見ておもしろかったのが
美容室「EARTH」を運営する
株式会社アースホールディングス取締役の
山下誠司さんの「新時代の経営者」
というYouTubeチャンネル。
その中の
というタイトルの動画。
この動画では
山下さんが
成功していない人がやっている
習慣を徹底的に捨てる
という謳い文句で
具体的に何を捨てたのかを
詳細に話しています。
成功していない人がやっている習慣って
どうせ「酒」だろ?
なんて私は思ってしまいました。
この山下さん自身もかなり前に
お酒をやめたことを公言してますし
なんか最近の「成功者」の方々は
結構お酒をやめたという方が
多いんですよね。
で
呑助の私はちょっと斜に構えて
見てみたのですが
見てみるとそんな表面的な話ではなく
もっと深い話でとても勉強になりました。
この山下さんの
「成功するために捨てた10のこと」
のうちの1つが
「過剰な背伸び」というもの。
ここでいう「過剰な背伸び」というのは
実際の自分自身やその実力と
かけ離れて大きく見せようとする
姿勢のことを意味します。
山下さんは
「過剰な背伸び」を捨てるべき理由として
「長期的な人間関係を築き
自分らしく生き続けるためには
最終的に『等身大・自然体』である
ことが不可欠だから」と述べています。
たとえば
自分の表の側面だけを見せて
裏の側面がまったく違う
人間だったりすると
どこかで辻褄が合わなくなり
結果的に自分自身が生き苦しく
なってしまいます。
また
人間的な中身がないことを隠そう
として大きなことを言ったり
高級ブランドを着て武装しても
わかる人にはわかるもので
そんな「メッキ」はすぐに
見抜かれます。
ただ
自分を実物よりも多少良く見せることは
相手に対する礼儀や
プロ意識の表れとして
それはそれで必要なこと。
ですから
ここでは「過剰な」背伸び
ということをここでは
問題視しているのです。
山下さんの上記の動画では
「過剰な背伸び」を捨てるべき
習慣の一つとして挙げつつも
「1.5倍までの背伸び」は社会的な
「マナー」であり「サービス」
であると言っています。
これはどういうことかと言えば
たとえば女性(に限りませんが)が
メイクすることや
インターネットに掲載する写真を
実物より「多少」良く見せることは
相手に対する1つのマナーである
ということです。
また
仕事においても
実際の実力以上に「多少」
自信があるように見せることも
実は相手を安心させる一種の
サービス(マナー)であると考えられます。
さらに
20代や30代の若手のうちは
まだ自信はないかも知れませんが
あえて多少の背伸びをすることで
そのレベルに自分を追いつかせようと
努力することは
成長のために必要だったりします。
しかしながら
それはあくまで適度な背伸びであって
「1.5倍」を超える背伸びは
逆に成功から遠ざかるリスク
になると警告されています。
そして
2倍以上の背伸びとなると
これはもう「詐欺」の領域に
入ってしまう。
たとえば
インターネットに掲載する写真でも
誰だかわからないほどに加工
された写真を使うとなると
実物と乖離しすぎて
かえって信用を失ったりする
リスクがあります。
背伸びが過ぎると
上記のように自分の「表の顔」と
「裏の顔」の辻褄が合わなくなり
生きるのが苦しくなってくる。
さらに
1.5倍を超えて「背伸び」をし続け
自分をことさらに大きく見せよう
とする最大のデメリットは
自分の周囲に集まってくる人の質が
変わってしまうことだと山下さんは
言っています。
どういうことかと言うと
たとえば
高級ブランドなどで過剰に武装すると
コツコツと地道にがんばる仲間ではなく
「一発逆転」を狙うような質の
良くない人々を引き寄せてしまう
と言います。
ですから
自分が本当に求める仲間と出会うためには
やはり過剰な背伸びはやめて
自分の「等身大・自然体」をベースとした
生活をすることが重要になってくるわけです。
結局
結論的には
自分を磨くための「1.5倍」までの
前向きな「背伸び」は
マナーや自己成長のために
必要なことである。
しかし
他人を欺き
自分を苦しめるような「過剰な背伸び」
(虚勢)は捨てるべきである
ということです。
で
なぜこの動画の話を今回のブログの
ネタに取り上げたのかと言うと
実はこれは弁護士の仕事にも
実によく当てはまるからなのです。
言い方は悪いのですが
誤解を恐れずに言えば
弁護士の仕事にはある程度の
「ハッタリ」も必要だったりします。
たとえば
ご相談を受けても
実際には難しい案件で内心不安が
あることもあるわけです。
しかし
ここはあえてお客様を安心させるために
ある程度は自信のある態度で振る舞う。
これはある意味プロとしての
サービスであり
マナーでもあります。
弁護士が内心の不安や自信の
なさそうな態度を見せると
お客様はもっと不安になってしまいます。
また
こちらが不利に立たされている案件でも
相手方と交渉してなんとか少しでも
自分の依頼者に有利な解決をはかる
必要があります。
そんなとき
交渉相手や裁判官に対して
やはり自信のありそうな態度で
振る舞うことは重要だったりします。
しかしながら
やはり実物と乖離しすぎた演出(背伸び)は
やはり「詐欺」の領域に入り
お客様に迷惑をかけたり
自分自身が苦しくなっていく
ことにつながります。
たとえば
本当は実績がほとんどない分野で
「豊富な経験」などをネット上で
ことさらに強調するようなケース。
あるいは
本当は1人で運営しているのに
ウェブサイトではさも大規模な事務所
であるかのように見せかけたり
借り物の豪華なオフィスや車で
過剰に成功を演出するようなケースなど。
こうした過剰な演出(背伸び)は
かえって弁護士信用を落とします。
それだけではなく
やはりこういうことをしていると
お客様の質も明らかに低下していきます。
「一発逆転」を狙うとか
黒を白と言い張るような
いわばトラブルになりやすい
お客様を引き寄せてしまうのです。
そんなわけで
弁護士の業界においても
「相手を安心させるための
1.5倍の自信と品格」は必要です。
しかし
過剰な背伸びや虚勢は
厳に慎まねばなりません。
「相手を安心させるための
1.5倍の自信と品格」を保つ
ことを日々考えながら仕事をする。
山下さんの動画から
大いに学びを得た休日の
朝の入浴タイムでした。
それでは
また。
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中小零細企業の顧問契約をメインの仕事としています。
中小零細企業が法的トラブルに巻き込まれるのを未然に防止すること、 そして、 情報発信を通じて弁護士の敷居を下げ、中小零細企業にもっと弁護士を利用していただくことを使命として活動しています。
【私のミッション】
中小零細企業の味方であり、中小零細企業のトラブルを「裁判しないで解決すること」をミッションにしています。
中小零細企業のトラブルが、「裁判沙汰」にまで発展すると、経営者の方にかかる時間的・経済的負担が大きく、エネルギーを消耗します。
私は、中小零細企業のトラブルをできる限り未然に防止する、万が一トラブルになっても、それをできるだけ小さいうちに「解決」することで、経営者の方の余計な負担をなくし、本業にエネルギーを傾けていただきたいと考えています。
また、中小零細企業の「お困りごと」に関しては、法律問題という弁護士の職域を超えて、経営コンサルタント(キャッシュフローコーチ)として、経営相談や金融機関融資の支援などを通じて、日本経済を支える中小企業の「お困りごと」全般のお手伝いをすることにも力をいれています。